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院長コラム

歯と食育について(その①)

「食育」は、今でこそ聞いたことのある言葉となりましたが、日本において100年以上まえから存在していました。

その内容は単なる料理教育だけにとどまらず、栄養学から食文化、食糧の生産までの、「食と健康」に関する総合的な教育となっています。
生きていれば誰もが毎日係わることだけに、間違いだらけの常識も結構あるのです。

歯に関連するところでは、次のようなものがあります。

× 牛乳を沢山飲んで歯を丈夫にする

○ 歯の強さには殆ど影響ない

昔は「牛乳を沢山飲んでカルシウムを摂らないと、歯が弱って虫歯でボロボロになる」と言われたものですが、それが現実だったのは終戦直後の食糧難時代でのこと。今では牛乳以外にもカルシウムの摂れる食品は沢山ありますし、基準以上で適量のカルシウムが摂取できていれば、アレルギーなどで牛乳が飲めなくてもそれで歯が弱ることはありません。歯の強さには人種的・遺伝的要因がありますが、実際には殆どが生活習慣や歯磨きの仕方(テクニックやタイミング)によるものです。

× 虫歯になるから砂糖を使ったものは食べない

○ 必要な適量の砂糖を摂ったあと、しっかり歯を磨けば虫歯にはならない

「虫歯になるから砂糖入りを食べちゃダメ」は今でも聞きます。砂糖は大切な脳の栄養ゆえに、脂質とともに満腹感によるブレーキが効きにくく習慣性が強いので、過剰摂取になりがちなです。だから何かしら抑制するための戒めが要るのですが、誤った知識で虫歯を恐れるあまり糖質を一切避けるのもかえって危険です。北欧などの歯科先進国では、砂糖の総摂取量規制をなくし、虫歯予防をしっかりさせることで成果を出しています。

△ 虫歯が多いのは親からの遺伝

○ 虫歯のきっかけとなる歯質の強さや歯並びの悪さが遺伝します

遺伝する要因はすべて、正しい歯磨きや矯正治療などで予防ができます。ですから虫歯の原因を遺伝のせいにしてしまうのは間違いです。

ただ、虫歯菌は、唾液を介して染る感染症ですので、感染しやすい4歳までは口うつしやスプーンの共用に注意が必要です。もちろん食生活習慣が大きく関係してきます。

△ スルメを良く噛めば歯並びが良くなる

○ よく噛むことで歯並びはより良くなり、虫歯にもなりにくくなる

殆ど噛まずに飲み込んでしまうひとに比べると、普段からしっかりよく噛むこ人は歯の並びが整いやすく虫歯にもなりにくいです。ただスルメが歯と歯の間に挟まったままになっていたり、スルメから出た糖質が歯の表面に残ったままになっていると、歯肉炎や歯周炎、虫歯の原因にもなるので、噛んだ後は歯磨きが必要です。今では、歯の健康を考えて作られた、砂糖を使っていないガムや硬質グミなどもありますのでおすすめですが、基本は食事のときにひとくち30~50回は噛んでから飲み込むことです。

噂や言い伝えだけでは必ずしも正しいとは言い切れませんね。

矯正担当 酒徳

2010年4月20日